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2008年 06月 29日

懐かしの喫茶店にて




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週末の激しい雨の時間帯、静岡のとある喫茶店の中にいた。
静岡に住む親友と語り合うために。


ここはよく大学時代に通った所。来るのは何年ぶりだろう。







久しぶりに訪れた空間は昔のまま変わっていなかった。
相変わらず手入れの行き届いたGarden、
アンティーク調の家具に、セザンヌ調の静物画。

私達を出迎えてくれたご婦人、
おそらく60代も半ばは過ぎているものの
素敵な笑顔は健在だった。


でも何かが1つ足りない気がした。











しばらくたってから友人が
ご夫婦2人で営んでいたこのお店、ご主人が天に召されてしまい
実は今ご婦人お1人でマネージされているのよ、と教えてくれた。






ご主人の存在・・・・

そうか、そこが違う点だったんだ。













恐らく音楽好きなご主人が生前愛用していたと思われる
古い大きなアンプとスピーカーからしっとりと落ち着いたPiano Jazzが流れていた。


ご婦人に「この曲は誰ですか?」とたずねると


Eddie Higgins というのよ。
もうおじいちゃんなんだけどね、素敵な曲を演奏するのよ」

と哀愁を含みつつ嬉しそうに答え


そして


「今日はこんな雨の中いらしてくれてありがとう」と
暖かいフレーズを付け加えてくれた。









ほのかに苦味が効いたCoffeeを飲みながら
ほんの少しだけ涙腺が緩みそうになった。








静岡に戻ってきた時には
また来よう。



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by rio-ca | 2008-06-29 16:07 | ワクワクする日常 | Comments(2)
Commented by Jey at 2008-06-30 21:59 x
素敵な短編小説みたい。
このお店も本当に素敵ですね。
そして流れているのが、Eddie Higgins。

カッコよすぎですよ、rio-caさん♪
Commented by rio-ca at 2008-07-01 14:23

そんなそんな!
文章の達人からお褒めの言葉を頂いて恐縮です。


彼女の厚みのある笑顔と
Eddie Higgins のピアノバラードで
思わず熱いものがこみ上げてしまいました。



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