「
イル・ルポーネ」でピッツァを頼んで最後まで食べきれない時は
お持ち帰り用として包んで頂ける。
この日も残った一切れをせっかく包んで頂いたのに、
お店を出て歩道橋を渡り反対側の道でタクシーを待っている途中で
持ってくるのを忘れたことに気づく。
引き返そうと歩道橋を上がろうとした時に、
いつも接客くださっている女性が駅方面へと走っていくのを発見。
片手には私が忘れた袋を。しかも追いつけない程の相当な速さで。
おそらく200mほど進んだ駅の手前の交差点で、信号待ちをしている彼女にようやく辿り着き
息を切らせながらも「良かった!忘れ物です!!」とにっこりとした表情で手渡して頂いた。
一切れのために、あんなに全速力で追いかけてくれた彼女の姿勢に胸を打たれ
このお店がもっともっと大好きになった夜なのでありました。